岡山県総社市下倉

2018年02月02


岡山100山に戻る

Road Map :岡山道を岡山総社ICで下りてR180を西進して下倉地区に入る。
Route Map:下倉地区に入ると登山口、登山者用駐車場の道標が出て来る。
岡山100山』 登りより下りに時間が掛かってしまった。期待した瀬戸の滝には裏切られた。
総社観光ナビから
 高滝山は標高505m、総社市下倉と矢掛町上高末の境界に位置する岡山県100名山の
一つです。「槻ルート」には、下倉・槻地区を起点に6つの登山ルートがあり、いずれも階段や橋など人工物の無い自然のままの道です。
 
 山頂には、日本古来の山岳信仰を物語る石仏像や大きな奇岩石があります。さらに、高滝山由来の滝「やすらぎの滝」や「瀬戸の滝」もあり、現代人の心をいやしてくれる「パワースポット」の山でもあります。矢掛町羽無地区の「羽無ルート」にも接続しています。
高滝山
岡山100山のガイドブック南西方向の林道途中から登ることを推奨していたが、足谷コースからは滝見が出来るとの情報を得て、あえて北東からの登山道で登ることにしたが、目当ての滝が余りにも貧相で、こんな滝に滝名が付いているのが信じられない。
今日の岡山100山巡り
  高滝山 → 鶏足山 → 高丸山 → 磐窟渓
                   (時間切れ)
〔072〕高滝山 (506m)
たかたきやま
登り:1時間30分
下り:2時間07分
コースタイム:3時間59分
    標高差:464m
累積標高差:743m
木野山ルート登山口に立っていたルート案内図。クリックで拡大します。
木野山ルートと言っても木野山に登るのではありません。
奥に長く伸びている駐車場には誰も来ていない。
気温−2℃、8時51分に登山口目指して歩き始める。
入口に売店がある登山者用駐車場には簡易トイレが設置してあった。
ここまでは道路の曲がり角に道標が設置してあり簡単に来られた。
こんな箱があった。
木野山とは木野山神社から取っている様であるが、
木野山への登山道と勘違いされてしまうので変更し
た方が良いかと思います。
歩いて5分程の所に登山口の案内板と登山地図があった。
管理道路は水道施設で終わってしまい、フェンス沿いに左側に入って行く。
登山口からは水道施設の管理道が伸びている。
こんな ”戒め”が多く吊るしてあったが、文面は3種類程しかなく、
その後は見ることはなかった。
水道施設の裏側に ”木野山神社”があった。 神社の右横から登山道が伸びていた。
よく整備されているのか、歩き易い道が続く。
広い尾根筋の道であるが尾根の幅が広く、
展望が利かないので尾根感はまったく感じなかった。
穏やかに登ること27分で ”三合目”に着く。
広場にはなっていたが展望はまったく無しだった。
この標識が10〜20m置きに吊るされており、ちょっと過剰ではと思ってしまう。
”三合目”からは斜度がまして来るが、
まだ大したことはない。
”ワタシガマンシマスという奉仕の心” 意味不明のことが書かれていた。
47分にて ”五合目”に着く。
”ロープ坂”の標識からトラロープが始まる。
”ロープ坂”も後半になると多少はきつくなってくる。
延々と張られたトラロープは斜度がきついからでは無く、
路面が滑り易いからだろう。
382mの小さなピークを過ぎると緩やかに下って行き、涸れ沢ある鞍部に出る。
1時間16分にて ”松尾・足谷ルート”に着く。
下山時はこの分岐から足谷ルートに入る予定。
登山地図によると足谷ルートに入ると滝見が出来る様である。
激しい倒木が出て来て、一瞬、困ったさんになったが、右側に迂回路が出来ていた。
”分岐点”から直ぐ上に ”八合目”が出て来た。
山頂直下のルート分岐に立っていた手作りの古い簡易地図。 ここで右側への岩山巡りを先にやるべきが、左側の山頂へ急いでしまった。
1時間30分にて ”高滝山”標高506mに着く。分岐からは5分程の距離だった。
山頂は広々していたが、360°展望のないダメ山だった。
小さな標識に展望地があると書いてあった。北に5分とは山頂直下の
分岐点の位置ではないか。展望が得られるのなら引き返し見る。
三角点横の石仏にはお椀が置かれ、1円玉と10円玉が沢山入っていた。
岩山ルートの地図は 総社観光ナビ から貰ってきました。
大岩が点在し、大岩に上れば展望が得られた。 これは ”八畳岩”。
分岐点に戻り、更に少し進むと ”不動明王”が立っており、奥は広場となっていた。
”八畳岩”からの西方向の展望は大したものは見えていないが、展望が得られただけめっけもんである。
薄雲が漂っているが、こんな標高で雲海とは呼びたくない。
次に ”太郎岩”に上がってみる。
”太郎岩”の上から見た東方面の高梁側と川沿いの町並み。
あの小さな標識がなければ大岩巡りをせずに下山してしまう所だった。
南方向も展望としては大したものは無かった。単に見えているだけである。
バイパス路もよく整備された歩き易い登山道が続く。
再び ”高滝山”の山頂に戻り、バイパス路から下山する。
岩が出て来る様な登山道はここだけだった。
マツタケ山を示すビニールテープが登山道沿いに張られていたが、ビニールテープは劣化してしまっている。
バイパス路にも滑り易い所には
トラロープが張られていた。
新たに表示されていたのが ”弁当乢”(べんとうたわ)
この時点では何のことかさっぱり判らなかった。
バイパス路から登り時に確認した足谷ルートからの登山道に合流する。
下山35分で意味の判らなかった ”弁当乢”に着く。 ここは4方向への分岐になており
重要拠点の様だ。 ”弁当乢”とはお昼にする休息所の意味合いの様だ。
ここで ”松尾ルート”と
”足谷ルート”が別れる。
左岸から右岸へ沢を渡る。(1回目)
”弁当乢”から下って行くと沢沿いの登山道となる。
左側からは常に沢音が聞こえて来る。
沢沿いの道なので湿気が多く、泥濘も出て来る。
滝口側から滝壺側に下りる登山道は掛けの様に急峻でトラロープの助けがないと下りられなかった。
地図にも載っている ”瀬戸の滝”を探しながら歩いていると、小さな滝が出て来た。まさか、これが ”瀬戸の滝”とは信じ難い。
滝壺に下りて見た小さな滝。 枯れ枝に付いた氷のオブジェが綺麗だった。
2回目の渡渉と思い右岸から沢に下りてみると対岸に登山道が見当たらない。
しばし登山道を探すが見当たらないので沢を下ることにする。
これは沢登り方向から見ているが、登山道の表示板がぶら下がっていた。
沢を歩くことさえ判れば沢歩きは苦にはならない。
沢歩きがあるとは知らなかったので、本当に沢歩きで正解なのか不安になってくる。
右岸に登山道を見付けることが出来た。これで一安心だ。
直ぐに4回目の渡渉が出て来て左岸から右岸に渡る。
3回目の渡渉で右岸から左岸に渡る。
この辺りには小さな滝、小さな落ち込みが目立つ。
又、小さな滝が出て来た。 これが  ”やすらぎの滝”だろうか ? ならば ”瀬戸の滝”は先程の小さな滝だったのだろうか。
滝名からはこれが ”やすらぎの滝”かも知れない。
どちらにせよ滝見に値する滝ではなかった。
6回目の渡渉で左岸から右岸に渡る。
5回目の渡渉で右岸から左岸に渡る。沢水が少なく簡単に渡渉出来る。
8回目の渡渉は少し沢幅が広かったが、渡渉は問題なかった。
7回目の渡渉で左岸から右岸に渡る。
下山1時間56分にて林道歩きから舗装された町道に出る。
下山はコースがの長いのと道が悪いのとでえらく時間が掛かってしまった。
古い林道に入るが、これが退屈で長く感じられた。